アスリートなら必ず知っておきたいドーピングの副作用と対策

アスリートなら知っておきたいドーピングの副作用と対策

アスリートは日々競技で高いパフォーマンスを発揮するために
様々なトレーニングを行っておりますが、
時としてドーピングという誤った手段を選択してしまいます。

今回はドーピングについて考えていきます。

なぜドーピングをしてはいけないのか?

ドーピングはダメ

そもそもドーピングとは

ドーピングとは、競技での使用を禁止されている薬物を摂取することにより、
競技能力の向上を図るものであり、薬物の経口摂取や注射の形で行われます。

健康面に与える影響

ドーピングの代表例としては、筋肉増強剤や興奮剤が挙げられます。
これらは競技能力を高める一方で、様々な副作用を持ちます。

興奮剤の場合、過剰な摂取により心臓麻痺を起こしてしまい、
最悪の場合死に至ることもあります。

また、筋肉増強剤の使用により体に発疹が出たり、
発ガンの可能性が高まってしまいます。

筋肉増強剤を女性が摂取することにより薄毛、
声が低くなる、ひげが生えてくるといった
男性特有の効果も出てしまいます。

フェアプレーに反する

フェアプレー

いうまでもないことですが、薬に頼って好成績を残しても、
一生懸命努力している選手から見たらフェアとは言えません。

反社会的

ドーピングが社会に与える害悪も懸念されます。

アスリートは多くの一般人にとってのヒーローであり、
そうした人たちの期待を裏切る行為にもなります。

そんなに危険なの?ドーピングの副作用と効果

アナボリックステロイドの副作用

先ほども少し触れましたが、
筋肉増強剤(アナボリックステロイド)は
様々な危険な副作用があります。

まず、ステロイドの摂取により、
血圧とコレステロールの上昇が引き起こされます。

使用料に依存しますが、血糖値の上昇も引き起こします。

次に、男性化作用があります。

先ほど女性についてお話しましたが、
男性でも薄毛の進行が早まったり、
口の周りだけでなく頬の部分にもヒゲが生えてきます。

アナボリックステロイドは男性ホルモンに似た作用があり、
その最大の効果として強力なタンパク質同化作用があり、
これにより異常なまでのスピードで筋肉を増加させます。

ステロイドの使用により、内臓にも影響が生じます。

ステロイド漬けになったボディビルダーを見ると、
腹筋が割れているにもかかわらず、
お腹が異様に出っ張っています。

これは筋肉で張り出しているのではなく、
内臓が肥大しているためです。

ステロイドは筋肉だけでなく、
内臓も大きくさせてしまうのです。

ステロイドは肉体だけでなく精神も蝕んでいきます。

主な精神症状として、うつ状態や幻覚、
または攻撃的な性格になったりします。

ドーピングで捕まったアスリートが目的にしていた効果

ドーピング違反となったアスリートの特徴として、
パワー系の種目が多いことに気づきます。

例えば短距離選手。
短距離走は0.01秒を争うために爆発的な力が必要になり、
そのためには筋肉が重要になります。

メジャーリーグのホームラン記録を塗り替えるような選手にも
ステロイドの使用がよく見受けられます。

持久系の選手の場合は、
ステロイド以外でエフェドリンなどの興奮剤を使用することがあります。

長時間の勝負においてはメンタル面も大事になりますので、
常に興奮状態を保ちたいと考え、こうした薬物を摂取してしまいます。

また精神系の薬物を使用し、回復効果を狙ったり、
ハードなトレーニングを継続して行う目的もあります。

ドーピングで違反になってしまった事例

・マリア・シャラポワ(ロシア)

テニス界の女王シャラポワ選手が突如ドーピングの告白会見を行ったことは、
スポーツ界に対し大きな衝撃を与えました。

シャラポワ選手はメルドニウムという薬物を使用していましたが、
本国ロシアでは一般手kに販売されていたようです。

メルドニウムは抗虚血薬といわれ、
心疾患に使用されるものですが、
これが血流を促進し、運動能力を高めてしまうとのことから、
ドーピング認定されています。

・フローレンス・ジョイナー(米国)

女子短距離界のスターであるジョイナー選手も
ステロイドの使用疑惑が上がっていました。

急激に身体つきが変わったことから、
明らかにステロイドの使用があったと言われています。

・ランス・アームストロング(米国)

彼のドーピング使用の告白も大きな波紋を呼びました。

現役時代もはや敵なしの状態で勝利を続ける彼の姿を見て
「人間じゃない」と思ったことがありますが、
その後ステロイドの使用を告白し、
栄光・名声を一気に失いました。

・世界陸上のロシア

国家ぐるみでのドーピング使用も問題になりました。
ドーピング検査用の尿のサンプルをたくみに擦りぬけています。

他国のドキュメント番組で自体が明るみに出ましたが、
その後資格を停止されています。

・中国

中国人選手のドーピングも問題になったことがあります。
90年代には水泳競技で使用が発覚したほか、
リオ五輪にも出場した競泳選手も使用が発覚しています。

オリンピックなどの大きな大会は国の威信をかけた部隊でもあるので、
国家的な陰謀ということも否定できません。

・韓国

韓国でも近年ドーピング使用が問題になっています。

記憶に新しいところでは、競泳界のスターである
パク・テファン選手のドーピング問題でしょう。

土下座してまで出場を直訴し、
何とかオリンピックには出場しましたが、
後味の悪さを残しました。

ドーピング違反になってしまう代表的な薬物及び成分

ドーピング薬物の代表例

アナボリックステロイド

これについては再三説明してありますが、
別名タンパク同化ステロイド、タンパク同化剤とも呼ばれ、
男性ホルモン(テストステロン)に似た性質を持ちます

エリスロポエチン

エリスロポエチンとは、牛などの哺乳類の乳に含まれる糖タンパク質で、
成分が、腎臓で作られるホルモンのことをいいます。

本来は貧血の治療薬ですが、
赤血球を増やす作用がありますので、
持久力の向上につながるといわれています

エフェドリン

心拍数や血圧や体温を上昇させ、
発汗を促す作用があります。

また代謝を促進し、
運動機能を高めると言われています。

マオウまたはマオウ類に多く含まれるとされます。

ストリキニーネ

ストリキニーネはマチンの種子から抽出され、
強力な興奮作用をもたらします。
精力剤の中に含まれることもあります。

メチルテストステロン

これは男性ホルモンを補う薬として使用されており、
睾丸から抽出した液体から分離されたテストステロンを
メチル化し合成したホルモン剤の事です。

男性ホルモンを増やすことで
筋肉量を増加させる効果があります。

ロキソニン

ロキソニンについては知らない方はいないといってもいいでしょう。
ロキソプロフェンナトリウムという鎮痛成分が頭痛や歯痛などを緩和します。

特にドーピングとして認識されることはありませんが、
万が一のことを考え、重要な大会の直前での使用は控えた方がいいでしょう。

ドーピングの疑いがある飲み物

ドーピング疑惑のある飲み物

レッドブルなどのエナジードリンク

レッドブルにはドーピング物質が配合されており、
2本飲むと検査に引っかかるとい噂がりましたが、
レッドブル社より直々にそのような噂を否定しています。

モンスターなどの他のエナジードリンクについても同様です。

アスリートなら絶対に知っておきたいドーピングを防ぐための対策

ドーピング違反を防ぐには、
まずはWADA(世界アンチドーピング機構)に登録されている
薬物について認識しておき、
また成分についても把握しておく必要があります。

また、サプリメントなどの成分はしっかり確認しましょう。

確認していても海外のものは
禁止物質が含まれることがありますので、
安全を期すためには国内のサプリメントオンリーにするのがいいでしょう。

また、薬剤師や栄養士などの専門家の意見に従い、
確実に使えるものを使用しましょう。

まとめ

ドーピングは競技能力を高めるが、使用は禁止されている。

ドーピングは競技能力を高めるかわりに副作用も多い。

海外ではいまだに多くの選手がドーピングを使用し、問題視されている。
中には国家的な使用もある。

思いもよらないところでドーピング違反に引っかからないよう、細心の注意を払う。

フェアかつ健全に競技を楽しむために、ドーピングの使用は絶対にしない。