【特集】2020年に向けて今さら聞けない”ドーピング”に関する現状と今後

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リオデジャネイロオリンピックの直前、
「ロシアが組織的にドーピングを行っていた疑いがある」というニュースを
ご覧になりましたか?
 
そのため、多くのロシア選手が出場停止になりました。
 
このニュースは連日のように大きく取り上げられましたので、
スポーツ関係者だけでなくとも
「ドーピング」という言葉をよく目にするようになったのではないでしょうか。
 
 
実際、このころから多くのアスリートや関係者から
ドーピングのご相談をいただくようになりました。
 
 
一方で、一部のアスリートの中には、自分がトップレベルであっても、
 
「ドーピングなんてやっていないから自分には関係がない」
「薬を飲む時があれば人に聞くから、その時に考えればいい」
 
と考えている方が多いのも事実です。
 
 
しかし、ドーピングは”違反”になってからでは遅いのです。
 
違反とならないよう自分を守れるのは自分しかいません。
 
ドーピングの危険から身を守るには
方法があります。
 
それを一つ一つ順番に解説していきます。
 
 
 

なぜ、ドーピングは”違反”になってからでは遅いのか

 
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それは、”違反”になると、通常の練習さえもできなくなるからです。
 
 違反となると、制裁の期間は数ヶ月から数年になります。
これはその行為が意図的か否かにより違いが出ます。
 
この間、アスリートは大会に出られないだけでなく
通常の練習やトレーニングさえも行うことができなくなります。
 
 
強化選手であったとしても、メンバーから外れざるを得ないでしょう。
 
さらに、コーチとして指導に関わることもできません。
 
つまり、一切のスポーツ活動が禁止となるのです。
 
 
違反となった方々は、決して自らドーピングに手を染めたわけではありません。
何気なく摂取したものが禁止物質だったのです。
 
 ということは、
検査対象の大会に出場するアスリートであれば、
誰もがドーピングの危険と隣り合わせにいることになります。
 
ドーピングの危険を取り除くには方法があります。
 
ドーピングが不安なくなれば、安心して競技会に臨めるようになり、
自身のパフォーマンスを最大限発揮できるようになります。
 
 
 
まずは、ドーピングについて
 
1、「正しく知り」
2、「禁止のものを寄せ付けない」
 
ことから始めていきましょう。
 
 

ドーピングとは

 
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ドーピングとは、「競技力を高めるために、禁止されている物質や方法を使用したり、それらの使用を隠したりする行為」をいいます。
 
一般的には、ドーピングの薬を摂取することで筋力をあげ、早く走れるにしたり、パワーをあげたりするなどというイメージを持つ方が多いようです。
 
 
 
では、なぜドーピングは禁止されているのでしょうか。
 
 
 

ドーピングが禁止なのはフェアでないから

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ドーピングにより筋力や持久力をあげたとしても、本来の実力ではありません。
例えて言うなら、スタートの合図が鳴る前に走り出すのと同じことです。
 
全ての選手が同じ条件、同じルールで行うのがスポーツです。
したがって、ドーピングを行うことはルール違反となります。
 
全てのアスリートが公正・公平に競技に参加してこそ、勝負の世界が成り立ちます。
フェアに勝負することがスポーツの価値を守ることにつながるのです。
 
スポーツの価値を守るためには、
ドーピングに関わらない、取り入れないことが必要です。
 
 
 
 
今後は、
 
ドーピングの副作用や種類、
ドーピング検査が行われる大会に参加するときの注意事項、
日頃注意すべき点
ドーピング相談内容の公開
 
など
順次取り上げていきます。
 
正しい知識を身につけ、ドーピングに関わらない習慣を作っていきましょう。
 
 
 
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アンチドーピングアドバイザー
田中 由那子
 
トップアスリートやトレーナーからドーピング相談を受ける
禁止薬かどうかの判断だけではなく、薬の効果がパフォーマンスに影響を与えないかどうかのアドバイスも行う
 
薬剤師
公認スポーツファーマシスト