ラグビーのスクラムでスタミナ切れの原因となる貧血とその対処法

ラグビーで重要となるのは、長時間の試合にも耐えうるだけのスタミナです。

試合終盤徐々に勢いがなくなったり貧血を起こしたりなんてことも多いと思います。
そこで今回は、ラグビーのスクラムで貧血やスタミナ切れを
起こさないための対処法について紹介していきます。

今では名門の帝京大学ラグビー部にも不調な時があった!その原因とは

だるさなのか勝負どころでなぜかスタミナ切れになってしまう

通常だるさの原因は下記と言われています。

・急性肝炎

体のだるさを感じる原因の1つに、肝臓の機能低下が考えられます。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常があっても中々症状を感じにくいのが特徴ですが、
急なだるさを感じたら、肝臓からのヘルプと考えることもできます。

・不眠

睡眠時間が短い、もしくは睡眠の質が悪いと、体力が回復せずに疲労が残ります。
これが原因で体力が持たない、貧血になる、なんてこともあります。

・自律神経失調症

自身をコントロールする能力が欠如することによっても
急激な体力の低下を感じてしまうことがあります。

これは精神的な問題でもあるので、医師に相談するのが良いでしょう。

・うつ

うつになると、症状が軽い時でもだるさを感じたりやる気が出なくなってしまいます。
しっかり休んだはずなのにだるさが抜けない時には、精神科医に診てもらうことも選択肢です。

・腎疾患

腎臓に問題が生じた際の1つのシグナルとして、だるさがあります。
特に末期の腎疾患では訪れる症状です。

・心疾患

息苦しさとともにだるさを感じるようであれば、
心疾患の疑いもあります。

心臓が悪いと血液の循環が滞り、
それが運動だけでなく日常生活にも影響します。

・貧血

体内の鉄が不足しているとなるのがこの貧血。

十分な食事を摂取できていない人や、
睡眠不足の人が陥りがちです。

帝京大学のラグビー部でもだるさで結果が出ない時期がありました。
その原因とは調べたところ貧血だったのです。

貧血を改善したところ9連覇という偉業を成し遂げました。

だるさのメインの原因は貧血だった

貧血の自覚症状は立ちくらみだけではない?
その実態とは何なのでしょうか。

例えば、なんとなく日常がだるいというのも、
実は貧血になっている可能性があります。

理由は特にないけれど、なんだかだるさを感じる時には、
貧血を疑いましょう。

気分の問題と片付けるのは少し早いです。

次に、疲れやすいという症状。

少し立っているだけ、簡単な運動しかしていないのに疲れるというのも、
貧血のサインかもしれません。

歩いていても速度が上がらないというのも貧血の可能性があります。

その他、階段を上る気がしない、見るだけでため息が出てしまうなんて言うのも、
貧血の症状として考えられるところです。

そういうところから貧血を疑い、何らかのアクションを取っていく必要があります。

だから疲れてるだけだとか、
体力が落ちただけだと勘違いしてしまうのが貧血の発見の遅れの原因です。

実際に計測してみて貧血なのに貧血じゃないと思っている若者が多くいますが、
要は鉄分が足りないという状態にある人が多いということです。

鉄分が足りないとどんな症状が出るのか

鉄分不足によって引き起こされている意外な症状に下記のようなものがあります。

・不眠

まず、不眠。疲れているはずなのに上手く入眠できないというのは、貧血の症状の1つです。

・息切れ

これは多くの人が自覚しているところだと思いますが、
息が上がってしまうのは単に体力がないのではなく、
貧血が原因となっている可能性もあります。

・爪の変形

貧血の特徴として、爪の形が変わるという症状があります。
爪が曲がったり割れやすくなった時には貧血を疑いましょう。

・口内炎

疲れがたまると口内炎が良くできます。

最近だるさとともに口内炎の数が増えたな、
と感じたら貧血の可能性がかなり高いです。

・だるさ

だるさに関しては先ほども少し紹介しましたが、精神的な問題として片付けず、
体調不良の
1つとして考えてみてください。

・氷食症

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、氷食症になると無性に氷を食べたくなります。

ファミリーレストランでドリンクの氷を食べだしたら止まらない、
という人は貧血の可能性大です。

・乾燥肌

肌の乾燥も貧血の症状の1つ。

どうしても意識がいかない部分ですが、
上記の症状とあわせて肌の乾燥を感じたら貧血を疑いましょう。

・抜け毛

貧血になると疲労とともに、髪の毛の抜けも目立つようになります。

・嚥下障害

これは食べ物をうまく飲み込めない状態のことを言います。
最近なんだか食べ物がのどに詰まると感じたら貧血の可能性があります。

鉄分不足がミトコンドリアに与える影響とは

ミトコンドリアは全身ほぼ全ての細胞にありエネルギーを生産しています。

そして、鉄分不足によってミトコンドリアに悪影響があるとされます。
ミトコンドリアは鉄を運搬する機能を持ちますので、
ミトコンドリアの働きが悪いということは鉄分が足りていないということになります。

通常鉄分は赤血球の中に含まれるヘモグロビンに含まれています。
ヘモグロビンはヘム鉄(鉄ポルフィリン複合体)とグロビン(タンパク質)で構成されています。

ヘム鉄にはもちろん鉄分が含まれ、これが身体中に酸素を運ぶ役割を持っています。
そして、この酸素によってミトコンドリアはエネルギーを生産できるわけです。

貧血になると赤血球に含まれる鉄分が減ってしまい、
それに含まれる酸素も少なくなってしまいます。

それによりエネルギー生産量も少なくなってしまうというわけです。

つまり貧血は貧酸でもあるわけです。

実際にヘモグロビンに含まれる鉄分が減ることによって
持久力が
30%以上も下がるという実験結果も報告されています。

なんで普段から食べてるラグビー選手が貧血になるのか

マラソンランナーとパーカッショニストで
1時間のパフォーマンス前後での鉄分の変化の計測を行った実験があります。

運動前の鉄分の状態を100%として1時間走ったマラソンランナーでは86%
同じく1時間パーカッションをしたパーカッショニストは
80%程度というデータが出てました。

実は衝撃が多いスポーツやコンタクトスポーツは鉄分が破損したり、変形してしまうのです。

つまり、ラグビーをはじめとするコンタクトスポーツにおいては、
鉄分が破壊されやすいということです。

スクラムでふらふらしてしまう方は、
一度鉄分不足を疑ってみましょう。

ですので、ラグビー選手は一般人以上に鉄分をしっかりと摂取する必要があるんです。

どうやって貧血の対策をすれば良い?

鉄分の1日の推奨摂取量は、男女で量が異なり、
成人男性の場合12
~13㎎、女性の場合は10.5㎎ほどとされます。

鉄分を多く含む食材の代表例として、レバーがあります。
レバーを100gでおよそ13mgの鉄分が摂取できます。

また、運動や日常生活における代謝で排出される汗や尿などで1mgぐらいの鉄分が出ていきます。
特にスポーツ選手は汗の量も多かったり衝撃のある競技も多いので鉄分が不足しがちです。

もともと体にストックが3~4g入っていますが、
このストックが切れると上記のような貧血の状態を引き起こすことにもなるので、
特に摂取には気を配るようにしましょう。

食事

以下では、鉄分を多く含む食材について紹介します。

・赤身肉

肉全般には鉄分が含まれますが、特に赤身肉には多く含まれています。
鉄分の中でも特に吸収が良いヘム鉄が多いので、非常におススメです。

・アサイー

アサイーにも鉄分豊富に含まれており、
鉄分が多いとされるプルーンの
50倍以上の含有量を誇ります。

・きな粉

きな粉も鉄分が豊富です。
その他にも銅や葉酸も多く栄養バランスに優れます。

・青菜

青菜にも鉄分やビタミンが豊富に含まれますので、
日々の食事の中で取り入れたいところです。

・大豆製品(木綿豆腐や厚揚げ)

先ほど紹介のきな粉同様、大豆製品には鉄分が豊富ですので、
豆腐などは積極的に食べたいところです。

・あさり

あさりにも鉄分は豊富に含まれます。
水煮のほうが生より多く含まれています。

・納豆

再三紹介のように、大豆製品には鉄分が豊富ですので、
当然納豆にも鉄分が含まれています。

調理器具を変える

調理器具を変えるだけでも鉄の摂取量を増やすことが出来ます。

例えば鉄のやかん鉄鍋、鉄たまごという鉄器を入れることで
摂取できる鉄分の量がアップします。

例えばみそ汁を作る場合、鉄鍋で具材を入れて加熱させながら
みそを入れるだけでも日本人が
1日に必要な鉄を摂れるようになります。

まとめ

以上、貧血の症状や原因、対処法について紹介してきました。

今回の内容をまとめると、以下のようになります。

・貧血状態になると、様々な体の不調が生じる

・鉄分不足はミトコンドリアにも影響を与える

・ラグビー選手などのコンタクトスポーツ選手は鉄分が不足しがち

・鉄分豊富な食材を選び、不足ないようにする

・調理器具を変えるだけでも鉄分を摂取しやすくなる