ヴィーガンて何?というアスリートが知るべきメリットと導入5ステップ

日ごろから食べるものに気を遣うアスリートは多いと思います。
食べるものはアスリートの血になり肉になり、競技の方向性を左右します。

今回は最近よく耳にするヴィーガンについて解説します。

そもそもヴィーガンって?

ヴィーガン(Vegan)とは

ヴィーガンとは「絶対菜食主義」のことを指します。
よくベジタリアンという言葉を耳にしますが、
ベジタリアンは肉や魚を食べませんが乳製品は摂取します。

一方でヴィーガンはこの乳製品も一切口にしません。
これは健康上の理由もありますが、動物に関わるものすべてを
摂取しないという信念に基づくものでもあります。

ヴィーガン料理ってどんなもの?その具体例

ヴィーガンについて説明しましたが、
具体的なヴィーガンのメニューはどういったものになるのでしょうか。

現在はレシピサイトにも、ヴィーガンレシピが
掲載されるようになっていますので、少し紹介します。

よくヴィーガン料理で用いられるのが「大豆ミート」です。
肉魚、乳製品を食べないということは、
たんぱく源はほぼ大豆などの豆類からということになります。

よってヴィーガンの方はよくこの大豆ミートを食べています。
用途は豊富で、ハンバーグにしたり揚げ物にしたりと様々な調理方法があります。

お菓子の場合には、牛乳ではなく豆乳を使用してクッキーやケーキ、
もしくはドリンクを作って摂取します。

日本人に向いてるの?

ヴィーガンが日本人に向いているかどうかについては、
私個人は向いていると考えます。

日本人は大豆を昔から食べる習慣がありますので、
動物性たんぱくの代用として植物性たんぱくを上手に摂取することができます。

精進料理をイメージするとわかりやすいですが、
日本人は昔から肉・魚を食べずとも
最低限のたんぱく質を摂取できていたと考えられます。

どんなアスリートがヴィーガンとして有名なの?

現在ではヴィーガンのアスリートの活躍も見られます。

例えば、ボクシングのティム・ブラッドリー選手(米国)は、
フィリピンの伝説的ボクサーであるマニー・パッキャオを破り
世界王者に君臨しています。

また、トレイルランニング(山道を走る競技)のトップランナーである
スコット・ジュレク選手もヴィーガンとして有名です。

スコット選手はウエスタンステイツ・エンデュランスランという
権威ある大会で
7連覇という偉業を成し遂げており、
トレイルランの伝説となっています。

NFL(アメフト)のデビット・カーター選手もヴィーガンとして知られています。
強豪シカゴベアーズのトップ選手としてレギュラーポジションをつかんでいる同選手は、
怪我がきっかけでヴィーガンになったそうです。

なぜアスリートにとってヴィーガンが注目されているか

パフォーマンスに影響がある?ヴィーガンのメリットとは

まず、ヴィーガンによるメリットとして考えられているのは、
肉類からの余計な脂肪を摂取しないことにより、
引き締まった体型を維持することが考えられています。

生活習慣病にもなりにくいといわれています。

また、アスリートにとってヴィーガンにすることにメリットとして、
筋肉に炎症が起きにくくなるということです。

さらに関節の痛みも少なくなるということが考えられます。

また、動物、特に家畜の肉を食べなくなることにより、
何か他の形で脂質を摂取しなければならず、
その際にオメガ脂肪酸を摂取するケースが多くなります。

このオメガ脂肪酸は体の酸化を防ぐことが可能ですので、
競技者として長く現役を続けることができるということになります。

またヴィーガンによって頭が冴えるようになるといわれています。
アスリートにとって集中力は大事なので、これも重要な要素といえます。

ヴィーガンのデメリットは?

当然、ヴィーガンにもデメリットがあります。
まず考えられることとして、
栄養成分が十分に摂取できないということがあります。

まずはたんぱく質。タンパク質は大豆などの豆類から摂取することになりますが、
大豆はアミノ酸組成は肉のほうが優れており、より上質なタンパク質が摂取できます。

また、ヴィーガン食を続けていると脂質の摂取が少なくなります。
先ほどメリットとして余計な脂質の摂取が減ることを揚げましたが、
あまりに脂質を摂取できないと、エネルギー不足になってしまいます。

さらに、ヴィーガンによってビタミンB12が不足する恐れがあります。

というのも、このビタミンは、肉・貝類・卵に多く含まれており、
野菜からは摂取することが難しいとされます。

そして、ビタミンB12が不足することにより、貧血などの症状が出てしまいます。

さらに、ミネラルの不足も考えられます。
特に鉄分は、肉類に含まれるヘム鉄は吸収されやすいのに対して、
野菜に含まれる非ヘム鉄は吸収が非常に悪くなります。

鉄の欠乏は貧血を引き起こしやすくなります。

実際にパフォーマンスにも影響が出ている事例とは

先ほどヴィーガンのアスリートの実績について見ましたが、
実際、米国の大学の研究によってヴィーガンに変えることによって
運動能力が
35%向上したとのデータがあります。

この研究は肉食からヴィーガンに変えることにより
どのような効果があるかを調べたものです。

実際、ヴィーガンに切り替えることにより、
まずは脂肪の減少が始まります。

脂肪はアスリートにとってパフォーマンスを下げる要因となりますので、
これを排除できることは非常に効果があります。

特に体重管理が難しい競技においては、
ヴィーガンは特に効果があると考えられます。

実際にアスリートがヴィーガンスタイルを取り入れる5ステップ

まずはヴィーガンについて知る

まずアスリートがヴィーガンに変えるために必要なこととして、
ヴィーガンについての知識をつけるということです。

単に野菜を食べまくるというのでは、栄養素を十分に摂取できず、
脂肪とともに筋肉も落ちてしまい、競技能力が低下してしまいます。

ヴィーガンは以外と難しいということをまずは知っておくべきでしょう。

いきなり完璧を目指すのではなく少しずつ取り入れる

ハードルを高くしすぎると挫折しやすくなってしまいます。
そこで、まずは少しずつ切り替えるということを始めるのもいいでしょう。

まず、肉を断つ。次に魚を断つ。
そして乳製品
といった流れで取り入れていくといいでしょう。

ヴィーガンアスリート仲間を増やす

仲間を増やすということも大事だと思います。
何事もそうですが、やはり
1人だと中々続けるのは難しいものです。

また、ヴィーガン仲間を作ることにメリットは、
同じものを食べることができるということです。

どうしても通常の食事をしている人と一緒に食事すると、
他の人が肉を食べているのに自分だけ食べないのはなんか気まずかったり、
勧められて肉を食べてしまうということもあります。

ですので、仲間と行動を共にすることで継続することが可能になります。

ヴィーガンの宅配等も利用してレシピに活かす

中々自分で食事を準備するのは難しいものです。
そこで、ヴィーガンのデリバリーサービスを使ってみるのもいいでしょう。

値段こそ張りますが、安心してヴィーガン食を食べることができます。
また、こうしたサービスを使うことで、レシピの参考になります。

デリバリーで頼んだものを自宅で実践してみるというのもいいでしょう。

自分でヴィーガン料理を作ってみる

ある程度の知識がついてきたら、
自分でヴィーガン料理を作ってみるのもいいでしょう。

上記のデリバリーを参考にしてみたり、
レシピサイトを確認して作ってみるのもいいでしょう。

こうして自分で作ることにより、
ヴィーガンに対する知識がついてきます。

まとめ

ヴィーガンとベジタリアンは異なる。動物性の食品は一切摂取しないということ

アスリートにとってもヴィーガンは効果的

世界的なアスリートもヴィーガンを実践している

ヴィーガンにはデメリットもある。正しい知識をつけることが重要

ヴィーガンは意外と複雑。まずは段階的に始め、また仲間を増やすことも大事