一酸化窒素で血管を拡張する?血流と運動パフォーマンスの関係

皆さまはNOという言葉を聞いたことはあるでしょうか?

NOとは、一酸化窒素(nitric oxide)の頭文字をとったものであり、
現在スポーツ界において注目されています。

今回はこの一酸化窒素について解説していきたいと思います。

一酸化窒素(NO)とは

一酸化窒素(NO)についてもう少し詳しく説明します。

NOが体内で生成されることにより、血管が拡張します。
血管の拡張により血流がよくなり、
筋トレを行う場合にはよりパンプアップをさせやすい状態になります。

さらには乳酸の蓄積も抑制できることから、
運動を行う際に非常に効果を発揮します。

一酸化窒素を体内に取り入れるとどんな効果がある?

先ほども紹介したようにNOには血管拡張作用があります。

上記の運動場の効果のみならず、血管を柔らかくすることから
動脈硬化の予防にも効果がありますし、余分なアンモニアも除去してくれます。

加齢とともに血管も弱まっていきますので、NOの存在は大きなものとなります。

血流と運動パフォーマンスの関係とは

運動パフォーマンスを上げるには血流促進が重要

有酸素運動であれ無酸素運動であれ、運動には血流の促進が大事になります。
いかに効率的に血流を送ることができるかで、競技のパフォーマンスが変わってきます。

また、連日の練習・試合で疲労を蓄積させないためにも、
血流をよくする必要があります。

血流を促進させる方法

血流を促進するためのまず基本的なこととしては、ストレッチがあります。
ストレッチを行うことは筋肉をほぐすだけでなく、血流をよくする効果もあります。

ですので、事前準備としてのストレッチは欠かさないようにしましょう。

さらに、運動によっても血流を促進することができます。
筋トレを行うことで筋肉が大きくなる(パンプアップする)のは、
血流が促進されていることを意味します。

そして、より効果的に血流をアップさせるためには
NOを体内に生成させることが有効になります。

後述いたしますが、サプリメントの摂取によって
NOを生成させることが可能になります。

一酸化窒素を取り入れるために重要なLシトルリンとは

先ほど紹介したように、サプリメントを摂取することによって
NOを生成することが可能になります。

その1つにシトルリンがあります。
シトルリンはスイカなどに含まれておりますが、
サプリメントとしての摂取も可能です。

シトルリンは体内で後述するアルギニンに変換され吸収されます。

一酸化窒素の発生をアシストするLアルギニンとは

アルギニンも血管拡張作用に効果を発揮します。

吸収されたシトルリンがアルギニンになりますが、
アルギニンを単体で摂取することも可能です。

アルギニンはNO を生成させ血管を拡張させ、
血流を促進する効果を持ちます。

実際に一酸化窒素を利用した時のパフォーマンスの変化

ベンチプレス反復回数

NOを生成させることにより、血流が促進されますが、
それによりウェイトトレーニングにおいて
より多くの回数をこなすことができるようにもなります。

実際、シトルリンを摂取した被験者とそうでない被験者の
ベンチプレスの反復回数を比較したところ、
摂取した群ではそうでない群に比べてより多くの回数を
こなすことができるという実験データもあります。

筋肉痛の回復スピード

NOの生成により血流が促進されることのメリットは運動中だけでなく、
運動後の回復にもあります。

運動を行い、疲労物質が蓄積されると血流が悪くなり、
翌日の疲労として残り、最悪の場合には痛みやだるさも残ってしまいます。

しかし、NOを生成させて血流促進することで、
乳酸を除去する効果もあり、疲労の回復スピードが格段に早まります。

スタミナ

また、血流の促進は心肺機能にも当然影響します。
より多くの血流を流し込むことにより体力を低下させることなく
長時間の競技に取り組むことが可能になります。

どうやって一酸化窒素を取り入れて血管を拡張させるのか

サプリメント

NOを体内で生成させるには、
やはりサプリメントから摂取するのがベストだと考えます。

現在ではプレワークアウトサプリメントとして、
アルギニンやシトルリンを配合したサプリメントの販売がされており、
運動でのパフォーマンスアップに効果が期待できます。

注意すべきは、単にプレワークアウトサプリメントといっても、
アルギニンやシトルリンが配合されておらず、
多量のカフェインが配合されているものもあるということです。

特にプレワークアウトサプリメントは海外製がほとんどですので、
成分には特に注意して購入・使用するようにしましょう。

国内でもプレワークアウトサプリメントとしてではなく、
アルギニン・シトルリンが単体で販売されています。

ある程度サプリメントの知識がついてきた場合には、
独自の配合でプレワークアウトドリンクを作成してみてもいいと思います。

食事だけでは足りないのはなぜか

食事からもアルギニンやシトルリンといったNOを生成させる栄養素を摂取可能です。

アルギニンは魚介類や肉類に多く含まれていますが、
肉類を毎日決まった量食べるのは大変ですし、コストもかかります。

また、トレーニング前に肉や魚をたくさん食べることは現実的ではありません。
低価格で、かつ手軽に摂取できるサプリメントを摂取することが効率的であるといえます。

まとめ

一酸化窒素はNOとも呼ばれ、アスリートにとって重要なものとなる

一酸化窒素(NO)を体に生成させることで血管が拡張され、様々な恩恵を受けることができる

血管の拡張は運動能力の向上にとどまらず、回復を促進したり血管の健康を維持する効果もある

血流を促進させる方法は様々あり、運動でも可能だしサプリメントの摂取でも可能である

食事からNOを生成させる成分を摂取可能だが、難しい場合にはサプリメントから効率的に摂取する必要がある。