プロも認めるスポーツ競技への股割りのメリットと効果

アスリートにとっては柔軟性は大切な要素であり、
また下半身の可動域を拡大させることは競技能力の向上に欠かせません。

今回はスポーツ競技にも効果をもたらす股割りの効果について
解説していきます。

股割りとは

そもそも股割りって?

股割りというと、力士の稽古をイメージする方が多いと思いますが
その名の通り、足(股)を広げて上半身を前に倒す動作を言います。

相撲以外の競技でも、柔軟性を要求される体操や
シンクロナイズドスイミングでも股割りの練習は行われているようです。

ストレッチとどう違う?

股割りには股関節のストレッチ効果もありますが、
単なるストレッチとは異なる部分があります。

ストレッチとは、筋肉を伸ばして怪我の防止を目的とするものですが、
一方で股割りは、股関節の可動域を広げることにあります。

どうしても股割りとストレッチは混同されがちですが、
あくまで股割りは運動能力の向上を目的としたものですので、注意が必要です。

股裂きも聞いたことあるけど?

股割りと股裂きを混同される方も多くいます。

股裂きとは、股割りに似たフォームで、足の筋肉を伸ばす作業です。
主な目的はあくまでハムストリングスの筋肉を伸ばすことにあり、
関節の可動域を広げる目的はありません。

くり返しになりますが、股割りは可動域の拡大、
股裂きは筋肉の伸展を目的とするものです。

アスリートが股割りを取り入れたほうがいい理由

股関節の可動域が広がることでパフォーマンスが上がる

再三説明の通り、股割りの目的は股関節の可動域アップにあります。
そして股関節は陸上の競技をはじめ、球技でも多く使われる関節であり、
股関節の可動域の拡大は競技能力の向上につながります。

そして、可動域が広がるということは、
トレーニングの際に使われる脚の筋の範囲が広がることになりますので、
脚の筋肉がよりつきやすくなります。

したがって、股割りには
トレーニングの効果を高める効果もあるということができます。

体の痛みが取れる

股割りを行うことにより、
体、特に下半身の痛みを軽減することが可能になります。

股関節の可動域が狭いと、足腰に疲労を感じやすくなります。
股割りによって股関節の可動域を広げることで、
こうした痛みの改善にもつながります。

体の疲れが取れる

下半身の筋肉は体全体の筋肉の70%以上を占めます。
仕事をしていても運動をしていても、
長時間活動していると足腰に疲労を感じるようになります。

これは下半身の筋肉が凝り固まってしまうことが原因ですが、
股割りによって筋肉をより使うようになることにより、
疲労を感じにくいようになります。

アスリートにとってアップすべき股関節の機能

体重をしっかり支える

股関節が運動において重要な役割を果たすことは言うまでもありません。
下半身の強さはそのまま競技能力に反映されるといってもよく、
いかにしなやかで強い下半身を作れるかが大事になります。

股割りを行うことにより、下半身がどっしりとし、
体重を支えることが可能になりますので、怪我の防止はもちろん、
力が伝わりやすくなります。

可動域を広げる

股関節の可動域を広げることは、競技能力の向上に役立ちますし、
筋肉の発達にも影響してきます。

上半身・下半身ともに可動域の拡大は怪我の防止にもつながりますし、
アスリートにとって不可欠の要素となります。

股関節の基本的な動き

屈曲/伸展

股関節の動きについて解説していきます。

まず屈曲/伸展の動きについて。

この動きは曲げ伸ばしの動作になり、
屈曲は股関節を前方に曲げる動作であり、
伸展はその逆で、股関節を後ろ側に伸ばす動作を言います。

何気ない歩行行為でも、
屈曲・伸展の動作を行っていることになります。

外転/内転

外転/内転は横の動きに対応する動作になります。

まっすぐ立った状態から外側に足を広げることを外転、
逆に内側に足を寄せる動作を名内転といます。

内旋/外旋

この動作は、股関を内側もしくは外側に回旋させる動作を言います。
イメージとしては、大腿を内側に寄せれば内旋、外側に向ければ外旋ということになります。

スポーツをする上で普段の習慣にどう股割りを取り入れるか

股関節を使えているかどうかのチェック

Knee jump

この運動は、片足の膝を高く挙げてジャンプする動作を行います。
一見すると股関節はあまり関与していないようにも見えますが、
股関節は足の動きのあらゆる動作に影響していますし、
先ほど紹介した屈折・伸展の動きにも大きく関与しています。

むしろ、股関節がしっかりとしていないと高くジャンプすることができません。
日ごろからの股割りを大事にすることで股関節をしっかり稼働させることができます。

四股踏みストレッチ

相撲の四股を踏む動作をまねたストレッチになります。

これは動きをみてもわかる通り、
股関節を稼働させていることがわかります。

股関節を強化するほかにも足腰を鍛えることができますし、
お尻を鍛えることもできます。

また、メジャーリーガーのイチロー選手も
打席に入る前に四股を踏んだような動作を行っています。
これにより下半身がしっかりするということがわかります。

下記動画を参考に実践して見て下さい。

伸脚ストレッチ

伸脚ストレッチとは、地面に座り、
片方の足を曲げた(胡坐をかいたような状態)で、
もう片方の足を伸ばすというストレッチになります。

このストレッチについては、股関節の可動域を広げるというよりは、
関節周辺の筋肉を伸ばすということに主眼があります。

怪我の防止のためには非常に効果のあるストレッチです。

まとめ

股割りは股関節の可動域を広げる効果があり、ストレッチとは異なるものである

股割りで股関節の可動域を広げることで、運動能力が向上し、怪我の防止にもつながる

股割りには疲労の軽減や回復にも効果があり、アスリートにとって非常に重要である

股関節の動きを理解したうえで、股割りの及ぼす効果について考えることが大事

様々な方法で股関節の可動域を広げることができる。まずは簡単なところから始めてみる